2008年11月14日金曜日

住宅ローン繰り上げ返済の落とし穴 3 住宅ローンの借り換えに影響

住宅ローンの繰り上げ返済を行う際、もうひとつ注意したいのは、住宅ローンの借り換えは金融機関によっては、住宅ローン借り換え後の借入期間を、借り換え前の返済期間の範囲内でしか認めないことがあることです。

たとえば当初、30年返済で組んでいた住宅ローンを、期間短縮型の繰り上げ返済を頑張った結果、25年にまで短縮したとします。

そうすると、住宅ローンの借り換えをしようとしたときに、借り換え後の住宅ローンは最長でも25年までしか組めなくなってしまうことがあります。

一見なんの問題もないように見えますが、住宅ローンの返済期間が短くなった結果、返済率(収入に対するローン返済額の割合)が融資条件をオーバーし、住宅ローンの借り換えができないような事態も想定されうるのです。

また、住宅ローンの借り換えに成功しても、借入期間が短くなったことで、毎月の返済額が増えることになり、結果的に返済計画に無理が生じるような場合も出てきます。

住宅ローンの繰り上げ返済は返済負担を軽減させる上でとても有効な手段である半面、思わぬ落とし穴もあることを注意しましょう。

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