住宅ローンの繰り上げ返済を進めた結果、住宅ローン減税が受けられなくなった。
住宅ローン減税は、住宅やマンションの取得のために返済期間10年以上の住宅ローンを借り入れると所得税に対して適用される税額控除で、多くの方が恩恵にあずかっていることでしょう。
ところが、住宅ローンの繰り上げ返済を、住宅ローン減税適用期間中に、期間短縮型で繰り返し行った場合、住宅ローンの返済期間が10年未満になると、以後の住宅ローン減税を受けられなくなってしまうことがあります。
これは、住宅ローン減税の適用条件のひとつに、「返済期間10年以上のローンを組むこと」という項目があるため、借り入れ期間が10年を下回った場合に適用条件から外れてしまうからです。
住宅ローンの返済期間が20年以上も残っているような人では、あまり心配する必要もないかもしれませんが、15年程度の短期間の住宅ローンを借り入れている場合には注意が必要です。
ところで、住宅ローンの返済期間が10年を下回った場合、すべてのケースで住宅ローン減税がストップするかというと、必ずしもそうではないようです。
住宅ローンの返済期間とは、「ローン返済を開始し、実際に支払い終わっている期間」+「期間短縮型の繰り上げ返済後、ローン完済までの残りの返済期間」が10年以上あるかどうかという計算式でカウントされます。
せっかく受けられる住宅ローン減税を、住宅ローンの繰り上げ返済で受けられなくなってしまうということのないように、知識武装をしておきましょう。
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